プロジェクト概要
社内コミュニケーション基盤の成功を受け、同じお客様はこれを複数の業務アプリをつなぐDXハブへ発展させる構想を描きました。当社はマイクロサービス基盤を設計・構築し、品質業務のデジタル化、部門間の情報連携、将来のアプリにも再利用できる土台づくりを支援しました。本番リリース後、現在は保守フェーズにあります。
課題
品質関連の業務は紙・FAX・人手による調整に依存し、情報は拠点や部門ごとに分散していました。デジタル習熟度に差のあるベテラン従業員が多く、開始時点では製品像も固まっていませんでした。
- お客様・エンドユーザーと要件を段階的に明確化し、動くソフトウェアで仮説を検証する必要がありました。
- 帳票を個別にデジタル化するだけでは不十分で、ID・データオーナー・業務ステータス・連携に共通の考え方が必要でした。
- 現場の手順変更を最小限に抑え、新機能を段階的に導入する必要がありました。
- 品質記録の完全性とトレーサビリティを確保し、作成・修正・確認・承認者を管理する必要がありました。
ソリューション
- Discovery & MVP(反復型): 関係者ヒアリング、優先業務の特定、早期プロトタイプ、フィードバックによる改善を行いました。
- 段階的な開発・リリース: 要件の詳細化、設計、開発、テスト、UAT支援、リリース判定、本番リリースを計画した単位で進めました。
- 共通基盤とSSO: 認証・アクセス制御・セキュリティ・連携を業務機能から分離し、連携アプリ間のシングルサインオンを実現しました。
- 品質データガバナンス: データオーナー、必須項目チェック、承認ステータス、変更履歴、一貫した保存により、HACCP関連業務と監査対応を支援します。本基盤自体がHACCP認証であることや、法令適合を保証するものではありません。
システムアーキテクチャ
横にスクロールして図をご覧ください。
当社の担当範囲
- プロジェクト・デリバリー管理
- イテレーション・リリース計画
- 要件明確化の支援
- 基本設計・詳細設計
- アプリ開発、サービス連携
- テスト、品質保証、UAT支援
- 本番リリース支援、保守への移行
成果
12か月で本番リリース
6名の専任チーム
40,000名の従業員が対象
- 本番リリース後、保守・継続改善フェーズへ移行しました。
- 社内チャット基盤が業務アプリの共通の入口になりました。
- 認証・連携の共通基盤により、再設計なしでアプリを追加できます。
- グループ会社への展開に向け、協議と要件ヒアリングを進めています。
- 成功したDX施策として、お客様が自社Webサイトで紹介しています。
