製造業

工場の生産データを現場で活用する

BCTチームの実務経験に基づくソリューションです。開発範囲と体制は、各プロジェクトの要件に合わせて調整します。

工場の生産データを現場で活用する

ソリューション概要

設備データと生産記録をつなぎ、工場の運用に活用します。まず一つのラインでデータ品質と現場での使いやすさを確認し、対象を広げる進め方です。

課題

開発範囲を決める前に確認すること:

  • 利用できる設備データとアクセス権限の担当者は誰か。
  • 停止時間や生産数をどのように定義するか。
  • 通信が途切れた場合も必要な機能は何か。

開発の進め方

  • 現場の業務を整理: 現場担当者と記録のサンプルを確認し、データの定義と試行範囲を合意します。
  • 試行版を開発・確認: 合意したデータソースをダッシュボードにつなぎ、欠損や遅延も分かる状態で現場レビューを行います。
  • 運用へ引き継ぐ: 再接続時の動作を検証し、アラートへの対応担当を決め、ラインごとに展開を計画します。

ソリューションの設計

業務フローからシステム設計へ

  • データ取込
  • 現場ダッシュボード
  • 復旧テスト
データ取込・現場ダッシュボード・復旧テストの参考構成。設計意図と成果物は以下に記載しています。
ソリューションの構成要素とデータの流れを示す参考構成です。各プロジェクトの要件に合わせて設計します。
構成図を操作して詳しく見る ↗図の内容は日本語です。ビューアの操作メニューと言語設定は英語です。

開発体制

アプリケーション開発:一つの生産ラインで試行

お客様の役割と業務の確認

生産責任者が停止時間と生産数の定義を決めます。現場担当者が例外業務を説明し、設備管理者が接続方法と権限を確認します。

BCTの実装・検証の分担

BAが現場担当者にヒアリングし、記録のサンプルを整理します。アーキテクトが通信仕様と障害時の動作を確認し、開発・QAが取込機能、元データとの照合、切断・再送テストを担当します。

確認の節目と対象範囲

対象設備を広げる前に生産責任者と試行結果を確認します。許容するデータ遅延、保守時間帯、欠損時の対応担当を合意します。

設計のポイント

設備側でデータを一時保存し、取込時に時刻検証と重複排除を行います。不正データも確認できるようにし、欠損を正常な集計に見せない設計です。

成果物

開発範囲の合意時に成果物を定め、以下の検収・評価項目と合わせて確認します。

  1. 元データと項目の対応表、試行ラインの接続機能
  2. 更新状況と欠損状態を表示するダッシュボード
  3. 再送テスト結果、通知担当表、現場向け運用手順

検収・評価の観点

  • 元の記録とダッシュボードの集計が一致するか確認します。
  • データ欠損と通信障害が適切に表示されるか検証します。
  • 改善を評価する前に、報告業務の現状工数を測定します。